「O-リングテストにもっとプラスしてもらいたい事」
林原グループ代表 林原 健 氏
<林原健氏 プロフィール>
1942年(昭和17年)岡山県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。
1961年に蒲ム原の代表取締役就任し、研究開発型企業への転換を図る。
現在林原グループ16社のうち6社の代表取締役を務める。
1997年藍綬褒章受賞。
今日まで大村先生の考え方と、ORTのすばらしさについて述べさせて頂きました。今回は、私が常日頃から感じていることを書かせていただきます。大学病院の全ての先生は人間というのは精神と肉体から出来ていると口では言われますが、精神の存在を確認する手段をもたない為に、実際は肉体しか考えない人達がほとんどです。特に精神科や心療内科の先生まで、このような考え方は変わりません。これらの科はもともと全て外科と内科に所属していて、手術や内科の治療による副作用を軽減させるのが目的のためやむを得ない面もありますが、外来患者の6〜7割が原因不明というレッテルを付けて処理されている現状は異常です。世の中の動きがスピードアップされ複雑になるにつれて、もっともっと増えてくることは避けることができません。O-リングテストにより精神(心)の存在を簡単に確認することができ、また数式化することが可能です。心療内科の外来に来る人々の症状の程度と、心の遊離度はほぼ比例しています。あまりに精神の遊離がひどい場合は薬が効きにくくなります。したがって、まず先に体と精神をぴったり合わせてから投薬すれば、治療効果が格段に上がります。
強度のストレスにより声が出せなくなる、あるいは耳が聞こえなくなるといった症例があり、治るまでに1年以上の歳月を要しています。このケースについても、ストレスがあまりにも強いと肉体はその場から大きく移動出来ず、精神だけが肉体から遊離します。しかも最も遠くに遊離すると、あのような現象になります。その間、遊離の度合いにより不眠や、動作に障害が起きる等、様々な現象が出てきます。もしこの理屈が分かっていれば、1分もあれば元に戻すことができます。このような経験をした人たちが治った多くの症例を聞いていますので、私も自信を持って言えます。もちろんこれには薬は不要です。
O-リングテスト協会会員の先生だけでも精神の存在を認め、治療の方向に生かす考え方になって下されば、O-リングテストの普及度は桁違いに上がっていくと思います。そうなることを心より願っています。
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