NY国際学会での発表報告
2008年11月にニューヨークのコロンビア大学で第8回バイ・ディジタルO-リングテスト国際学会が開催され、もちろん私も発表をしてまいりました。その発表を簡潔にですが報告したいと思います。発表タイトルは「Electro-Magnetic Field Circumstances
from the Viewpoint of the Retrospective Study of the Cancer
Initiation of Breast Cancer Patients」で簡単に言えば電磁波を発する電子機器がいかに人体に悪影響を及ぼしていて、発癌の大きな要因になっているかということを乳癌の患者さんに対して調査し、報告しました。このコラムでも私の多くの発表でも電磁波での健康障害は多く取り上げています。今回は発癌された人の寝室にどれだけ電化製品があったかということを統計として出したものです。 患者さんに対して寝室の調査を行い、癌の自然史(癌細胞の体積増加時間経過)と照らし合わせて時間をさかのぼり、その癌発症初期に何か生活環境(特に寝室)に変化がなかったかを調べました。
患者さんにアルバム等から、1年につき1枚ずつ、発癌から15年〜20年にさかのぼって、写真を持参してもらい、いつ頃、遺伝子が傷ついて、発癌因子となる8-OH-dGが出現し、また、ガンに関連したパラメーターであるOncogene
C-fos Ab2やIntegrin
α5β1が、いつ出現するかを検討しました。その結果、発症時期に引越したり、テレビを設置したりと環境の変化が多く見られました。そして現在も寝室のベッド近くにテレビが置いてある方も多いです。加えて発症者の中にIHクッキングヒーターを使用している人が多く、発症時期や癌成長に係わっていることがあるようです。中には、電気カーペットを1年中、敷いたままの人もいました。スイッチは切っていても、コンセントにさしたままでは、電磁波に曝露されていることになります。
調査した11人中9人が、寝室にTVをおいている結果になりました。他の2人の中、1人は1年中電気カーペットを敷いていますし、もう1人は、車庫の上に寝ていて、車や車庫の電磁波の影響を受け続けていたと推測されます。この研究の結論として、遺伝子が傷つき始めたイニシーエーションの時期から14年から17年くらいで発癌するケースが多く、Oncogene
C-fos Ab2やIntegrin
α5β1が出現するプロモーションの時期から9年〜15年で発癌する可能性が高いことがわかりました。何の予防のために、薬やサプリメントを飲まないで、放置していた場合、何年くらいでガンになるということが予測できるようになりました。
この事実と関連して言えることは、現在の日本人の癌発症は3人に2人といわれています。こんなにも高発症率である癌の原因が珍しいものや聞いたことの無いもののはずがないということです。もちろん癌の原因は数多く、化学物質など挙げ出せば限りなくあるのですが、現在の便利な生活環境を創っている電化製品による電磁波が癌発症の原因や癌成長の促進に大きく関連しているのは疑いようが無いのではないでしょうか。みなさんには、O−リングテストでガンが西洋医学的に発見される前に、未病のうちに、危険性が指摘されたら、電磁波対策やサプリメント等による予防に取り組まれることをお勧めします。また、別な機会に詳しく述べますが、漢方薬等のお薬を飲む時は、決して、冷水で飲まずに、お湯で飲むように心がけてください。(※冷水で飲むと、期待する薬効があらわれずに、薬を飲んでもなかなか治らないです。)携帯電話やパソコン等の電磁波に曝露されたまま薬を飲むことも止めてください。(薬が治療目的の所にいきません。)
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