<特集2> 環境汚染と「うつ」、自・他殺の社会的な増加について BDORT(OMURA)による診断と治療および画像(写真)診断所見について |
岡宗由先生 M.D.,
Ph.D., F.I.C.A.E, Cert. ORT-MD (3Dan) 医療法人 敬和会 大分岡病院(第18回日本バイ・ディジタルO−リングテスト医学会にて発表 平成20年7月20日・21日 東京大学山上会館)
Social increase in environmental pollution
and "Depression" and the murder Diagnosis, treatment, and
image (photograph) diagnosis and observations by BDORT (OMURA) Muneyoshi
Oka M.D., Ph.D., F.I.C.A.E, Cert. ORT-MD (3Dan)
,Oita-Oka-Hospital
私は、“うつ”などの人間の異常行動は、環境汚染と密接な関係があることを度々報告してきました。本日は、このような環境汚染物質と密接な関係がある症例を、診断・治療・結果にまとめてご報告したいと思います。
<診断>Bi-Digital
O-Ring Test(OMURA., 1977-2008;
以下BDORT)による波動共鳴法を用い、客観性と再現性に注意を払いつつ、関係する各種の濃度標本(RCS)を使用し診断しました。なお統合失調症については、ハロぺリドール(セレネネース)のRCSを用い、生体のこの薬剤に対する必要性と必要量を計測し、性格・行動の異常度の有無を推測し投薬量を決定しました。
<治療>1漢方薬による治療:漢方の「証」によって薬を選ぶのみでなく、選び出された薬剤を手掌にのせ更にBDORTにより、免疫・血行・ホルモンなどのRCSの反応において生体情報が好転することを確認したうえで、その使用を決定します。漢方薬は非常にマイルドな薬というイメージがありますが、合っていない漢方薬をのむと、免疫力が下がってしまいます。
2 鍼治療:(1)異常経絡の診断:新しい五行の色体表(各臓器の組織標本との共鳴法により新しく造られたもの
M-OKA)を使用し、BDORTによる波動共鳴法により、異常経絡を正確に診断し決定します。六部定位の脈診は、習熟に長い年月を要し、客観性・再現性の面で問題が残っていると思われます。(2)経絡の流注の方向を確認する。(3)流注の経絡上に補と瀉の反応穴を求める。(4)経絡の上流に瀉穴・下流に補穴をとる。(5)補・瀉の情報が注入された、皮内鍼・円皮鍼・金粒・銀粒などをそれぞれの経穴に置く。(6)治療後、必ず経絡の異常や症状について、その消去を確認する。
3 化学的薬剤:副作用のない有効な薬剤は、BDORTを用い決定します。
<結果> 多くの愁訴があるにも関わらず、西洋医学的な臨床検査データではほとんど異常所見が見られないことがあります。しかし、BDORTを使えば、次のような、多彩な心身の異常情報を多数発見することができます。(1)高濃度に体内に蓄積された環境汚染物質(ダイオキシン、ホルマリン、メチル水銀、アスベスト、カドミウム、ビスフェノールA、水銀、Pb、アルミニウムなど)(2)脳内神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、ギャバなど)の著しい減少(3)末梢循環障害(PGI
2
の減少、TXB2の増加)(4)このほか、多くの免疫・ホルモン系物質の著しい異常の検出。(5)鍼の経絡治療は、正確に使えば、即効的な著効を得ることができます。環境汚染では、異常を示す経絡は、その殆どが右側の肺経でした。この肺経上に正しい、補・瀉を行えば、環境物質はただちに尿中(膀胱)に排除され、異常を示したRCSは即時的に改善されます。特に、ドーパミン、セロトニン、ギャバ、PGI
2の上昇、TXB2の減少など、即効的に改善され、深刻な「うつ」や冷えの症状が解消されます。
近年、ネガティブ思考や親子の殺傷事件など、「うつ」・凶暴な事件が増え続けています。しかも、特に社会の知的指導層の人々の中にも異常な行動がみられるようになっていることは由々しき問題です。大村恵昭教授は画像(写真)の中には、フォトン(光子)により集積された多くの波動情報が蓄積されており、周波の共鳴現象により、写真の中からも、多くの情報を引き出すことが可能であることを発見されました。私もBDORTを使い、このことを追試し、画像内の情報を測定しています。たとえば、気象衛星による天気図などを、BDORTでチェックしてみると、モンゴルなどはとても綺麗ですが、中国の環境汚染物質の反応は高度を示します。その汚染物質が、雨や風(黄砂)にのって、日本へと運ばれています。特に、中国に上陸した台風のあと、日本に降った雨には大量のアスベストの反応が見られます。環境汚染物質による人体の環境障害については、近年強く指摘されてはいますが、効果的な診断も治療法も未だ十分ではないようです。私はこれまで「うつ」から「殺人」に至るまでの社会的な人間の異常行動について、継続して報告してきましたが、残念ながら、現在のところ、診断・治療の面で、臨床的に十分に対処するに至っておらず、その多くは、原因不明のまま、心療内科的または精神科的な疾患として対処療法的に多剤投与が行われ、薬漬けの状態で、長い年月にわたり、苦しんでいる人々が多数見られます。確かに、最近の西洋医学の進歩は素晴らしい一面もありますが、将来に夢を託する未完の医学であることも確かです。一方、東洋医学的な治療は、長年にわたる体験と叡智により生命の力、自己治癒力を活性化し、これにより一定のすぐれた治療効果をあげていることも注目すべきことです。客観性、再現性を常に確認しつつ、「
嘘か、本当か
」権威にすがることなく、常に自己責任をもって検証し、東西両医学のすぐれた点を統合的に結合させ、より実効性のある診断と治療に取り組んでいく必要のあることを痛感しています。 |