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生活パターンO−リングテストについて
最近、患者さんにO−リングテストでグッと強くなる薬剤やサプリメントを御指導しても、O−リングテストで予期した通りに治療効果があがらないことがよくあります。その原因を探ってみると、電磁波の影響を強く受けていたり、患者さん自身が、何気なしに飲んでいるコーヒー、紅茶、ジュース等の飲料や、スイカ、モモ、メロン、甘夏等のフルーツ類が、BDORTで選択した薬剤をキャンセルしている場合が、見受けられます。
我々の施設では、初診時に必ず、寝室における電気器具の配置等を患者さんや家族の方に書いてもらっています。本人や家族が気付かないで、電磁波の影響を受けていて、よくならない場合が多くあります。そういう時に、電場チェッカーで寝室や居間の電磁波をチェックすることを御指導します。最近、ORT生命科学研究所で取り扱っている電場チェッカーは高感度で、従来のものより、電気器具から離れた距離でも、音が鳴って、光が点滅しますので、O−リングテストの感度を上げる練習にもなります。携帯電話、パソコン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、電気掃除機等には、ニュートララーザーというシールを貼って、電磁波の影響を軽減するように指導しています。
私の患者さんで、電場チェッカーで寝室や居間の電磁波をチェックして注意していたにもかかわらず、なかなかよくならないという人がいました。よくよく、患者さんに、話を聞くと、家から300m以内に電波塔ができてから、BDORTの結果がよくならないということでした。再度、住居の2階と1階の電磁波をチェックしたところ、自分が寝ていた2階の電磁波が大きく、より影響が少ない1階で寝た所、BDORTの結果が良好であるという例もあります。患者さんによっては、電気コタツや電気毛布がよくないと気付いていない人も多く、それらを止めてもらうと急激によくなるという例が数多くあります。
また、嗜好品であるコーヒーや紅茶を飲んだため、BDORTで選択した薬剤の治療効果があがらないということが多くあります。ミカン、柿、甘夏、スイカ、メロン、モモ等のフルーツも治療中の場合、薬剤の効果をキャンセルする場合が多いです。
患者さんと医療従事者が、選択した薬剤の効果が2時間続いているのか、3時間続いているのかを判断して、また、食生活や生活環境で何が、治療効果をキャンセルしているのかを気付いて、よくなってもらおうという趣旨で、生活パターンO−リングテストというものを始めました。
予防治療やガンの治療のために、薬剤を服用していて、効果があがらない場合は、デジタルカメラや携帯電話のカメラで起床時何も飲む前、薬剤を服用前、薬剤服用後10分、服用後1時間、2時間、3時間、4時間・・・と撮影してもらい、何が治療のブレーキになっているかを、明確にする作業を行います。朝食、昼食、夕食、間食やお茶等を飲む前後と食事の内容も写真に撮ってもらいます。患者さんには、その1日の活動記録(時間がない時は、半日)を時間毎にメモしてもらい、どの写真が何をした時の写真かをわかるようにして整理します。患者さんがデジカメや携帯のメモリーを持参されたものをプリントアウトして、起床時とか、薬剤を服用する前とかを記入してもらいます。これに、30分ぐらい時間がかかります。また、その写真1枚、1枚をチェックしてRCSのIntegrin
a5b1の濃度をチェックするまでに、20〜30分、それをグラフにして患者さんに説明するのに、10分ぐらいかかるので、スタッフ3〜4人で患者さんの写真チェックに1時間以上費やすために、とても経営上は、採算があわないのですが、少しでも患者さんによくなってほしいという思いで、取り組んでいます。
この生活パターンO−リングテストでわかってきたことは、
@薬の効果をキャンセルする因子
衣類(繊維やタグシール、洗剤)
食品(スイカ、メロン、甘夏等コーヒー、お茶等の嗜好品)
住居(電気コタツ電気毛布等高圧電線、携帯電話等の電磁波環境、枕、寝具、ベッド等の寝室環境)
A 経時的生活パターンORTでみると薬の効果時間は概して2〜3時間であった。更にキャンセルする環境因子が加わると1時間も効いていないことが解った。
B
最近、重症度の大きい患者さには、1日3回法ではなく、1日4回法で薬剤を服用するように指導していますが、薬の1日三回内服法では効果時間は24時間中最大9時間(37.5%)
薬の1日四回内服法では効果時間は24時間中最大12時間(50.0%)
薬の効果時間をできるだけ、長くするようにすることが大切です。
C
鍼灸や指圧、ニュートラライザー等による大村ST-36への刺激を加えると薬の効果時間の延長がみられた。(※ニュートラライザーの場合は、数時間〜3日間くらいで効果がなくなるので、日本バイ・ディジタルO−リングテスト協会の経験のある先生に、指導してもらわないと、逆効果になるので、注意が必要です。)
D
経時的生活パターンORTを評価することで生活環境を改善し生活嗜好を変えると薬効時間をふやすことが出来、治療効果を最大限に生み出すことが出来ると考えられますので、できるだけ患者さんに協力するようにしています。なかなか、治療効果があがらない場合は、主治医の先生とよく御相談の上、生活パターンORTで、薬効をキャンセルするものを調べられるとよいでしょう。
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