<特集2>Bi-Digital
O-Ring Test
春期セミナーより BDORTの可能性について |
下津浦康裕 先生(日本BDORT協会副会長)
Possibility of Bi-Digital O-Ring Test
Yasuhiro Shimotsuura M.D.,F.I.C.A.E
BDORT
に出会い、25年経ちました。これまで大村先生と共にただひたすらに歩んでまいりましたが、高額医療など現代医療の問題を見ておりますと、BDORTが担う使命の大きさを感じております。
現代医学で発見できるのは、癌の大きさが1cm以上に成長してから。BDORTは癌の発生時から発見できる。
毎年きちんと癌検診を受けて異常なしと診断された半年後に、末期癌が発見され、高額で苦しい治療をしなければいけないのはなぜでしょうか。
それは癌の成長の経過である、癌の自然史を考えると良く分かります。癌が目で発見できる1cm程度の大きさになるまで、9〜15年もかかります。この間も癌は30回程度も分裂し、着々と成長しているのです。そして、発見される頃には、癌は1cm以上の大きさにまで成長をすでに遂げているのです。
BDORTを用いれば、肉眼では発見できない癌だけでなく、将来癌の原因となるような、細菌やウイルス感染、電磁波汚染などまでも発見することが出来ます。癌と認識される前の領域は予防医学の「未病」領域とされてきましたが、BDORTではもっともっと前の段階から発見し、治療することが可能です。このように考えますと、現代医療で病気と認識されている人は氷山の一角にすぎず、BDORTの領域で病気を発見できる人は相当いらっしゃるのではないかと思います。だからこそ、一刻も早くBDORTを一人でも多くの方に活用いただきたいと思っています。
学会やセミナーを開催しますと、参加者の先生方を大村先生が癌のスクリーニングをされ、数名の方から癌が発見されます。しかし、その甲斐むなしく、多くの方がこの世を去っていかれました。その原因は、大村先生に指摘された方が、現代医学で検査しますと、異常なしといわれ早期の治療をされず、数年後に現代医学で癌と診断された頃にはもう手遅れになっているということがほとんどです。先ほども申し上げましたように、BDORTで癌と診断されても、現代医学では癌が肉眼で発見出来るまでは、異常なしと診断されてしまいます。
今の最先端医学では癌が1cm以上の大きさになるまで、発見することが困難で、BDORTは未病の初期まで認識されるのです。
若い女性の乳がんの原因は寝室の電化製品
また、最近は若い女性の乳がんの患者が異常に増えています。通常は癌の成長には10数年かかるのに、若くして乳がんになる女性の病歴はどういうものかということが気になり、調べてみることにしました。ある33歳の乳がんの女性が来院されたとき、小さいころからの写真をずっと集めてもらいました。最近大村先生も患者さんの筆跡などで診断されることが増えていますが、詳しいメカニズムは分かっていませんが、BDORTでは筆跡や写真から発する波動から情報を読み取ることが出来ます。写真をBDORTでチェックすると、BDORTで使っている癌のパラメーターの1つである8-OH-dGが21歳ごろから異常に増え始めていることが分かりました。さらに27歳ごろに同じく癌のパラメーターであるOncogene
C-fosAb2
の数値が異常に高くなりました。他の若い患者さんにも同じように小さいころからの写真をもってきてもらい、調べましたところ、皆、8-OH-dGが異常に増え始め、その約3〜4年後に8-OH-dGが1μgまで増え、Oncogene C-fosAb2が異常に増えていることがわかりました。そして、さらに約10数年後に初めて現代医学で癌が発見されていました。このように、ごく初期の癌のイニシエーションが起こり始めているときは8-OH-dGが異常に増えていますので、Integrin
a5b1やOncogene
C-fosAb2を測定する前に、8-OH-dGを測定することが大切です。そして、患者さんにこの事を伝えると、この方は20歳でご結婚されてから、寝室の頭の上にテレビがあったそうです。丁度8-OH-dGが異常に増え始めた次期と一致します。若くして乳がんになった患者さん11人中を調べましたところ、9人がベッドの隣にTVを置いていました。そして、残りの2人のうち1人は電気カーペットで寝ており、1人は電気系統を置いているガレージの真上で寝ていました。ということは、1人の例外なく全員が電磁波にさらされながら寝ていたのです。狭い日本の住宅事情が関係していますが、私の調査では若くして乳がんになった方は、寝室にベッドから1メートルも離れずにTVを置いている人ばかりです。また、TVのスイッチを切っていれば良いと思われている人もいますが、スイッチを切っても電磁波はでています。このように、若い人の乳がんの発生原因を追って見ますと、癌の起こりは20代で、ひどい人では10代後半の人で、その原因は電磁波による影響であることが分かりました。癌がこんな若い人の病気だという認識は今の常識で考えられていないからこそ、決して見逃せない問題です。
また、電磁波の影響を大きく受けた人がかかる癌の種類が、甲状腺、乳房、卵巣・子宮、前立腺といったホルモン系であることも分かってきました。
日本の住宅事情は先進国の中でも非常に悪く、世界中でこんなに狭いところにすんでいるのは日本だけだと思います。どうか、寝室にはとにかく電化製品を置かないようにしてください、電化製品を置いている寝室は「癌のゆりかご」になっていることを知ってください。このような現状を考えますと、癌をもちながら健康とされている方は山ほどいます。現代医学では、認識できなければ異常なしといわれ、苦しい思いをされている患者さんがたくさんいます。私自身は進路を第三の医学という方向へすでに舵取りしています。多くの方の望みは「健康で長生き」だと思います。患者さんの幸せのため、是非多くの先生方にBDORTを勉強していただきたいと思い、毎年このようなセミナーを開催しています。BDORTは実践が大切です。講義を何時間も受けるよりも、大村先生に1度指を引いてもらうことで理解できることがたくさんあります。そういった機会を今後もどんどん増やして参りたいと思いますので、ご参加をお待ちしております。
約50名の先生方が、3日間の講習、2日間のセミナ- 計5日間のプログラムに参加され、BDORTの診断、治療の実践を学ばれた。また、次の日には昇段試験も行われた。多忙の中参加された先生方は、BDORTの技術を日常の診療に生かそうと、全日程で白熱した質疑応答があった。
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