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友の会会報 NO.12
November,2006 |
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友の会会報 NO.11
November,2006 |
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友の会会報 NO.10
November,2005 |
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友の会会報 No.9
November,2004 |
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友の会会報 No.8
November,2004 |
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友の会会報 No.7
November,2003 |
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友の会会報 No.4
November,2002
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友の会会報No.3
November,2002 |
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友の会会報 No.2
November,2001
O−リングテスト時に生じるキャンセル現象
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友の会会報 創刊号
November11,2000
第4回国際シンポジウム |
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協会員医師による健康ワンポイント
今月の質問
「生理痛に対して針灸師として
どのような治療をされているか?」
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バイ・ディジタルO−リングテストに相当の知識と経験があり、実力があると認められた先生のリスト
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◆学会発表レポート◆
スポーツのパフォーマンスの向上に役立つ円皮鍼(Sham鍼)の効果
妻木 充法
東京スポーツ・レクリエーション専門学校
The Effects of Acupuncture Using “Press Needles” on Youth Soccer
Players
Mitsunori Tsumaki Advisor, Tokyo College of Sports & Recreation
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スポーツ界で針治療は、コンディション調整、疲労回復の促進、障害の治癒促進に有効的だと、認知されています。しかし、記録の向上の有効性は客観的な報告が少ないです。普段診療する際、まず全身のバランスをみるため、Bi-Digital
O-Ring Test(OMURA,Y.1977-2007以下BDORT)の異常部検出法を用い、手首、足首、腹部に円皮鍼(Sham鍼)を貼った後、患部に鍼を施しますが、全身のバランスをみるだけでも効果がある事に気づきました。今回はBDORTで検出した部位に皮内針(Sham鍼)で刺激し、スポーツ選手のパフォーマンス向上への影響を測定・検討しました。
方法は、サッカー選手15名(年齢15歳〜18歳 平均16±0.65 歳)を対象に、円皮鍼を手、足、腹部に2箇所ずつ、計6箇所に入れ固定し、その前後と1日後、2日後、1週間後に次の項目を測定しました。
@関節可動域:股関節、肩関節の可動域を測定 A筋の柔軟性:総合的な柔軟性の指標としてFFD(floor-finger
distance)、大腿後面の柔軟性の指標としてSLR(straight leg rising)、大腿前面の柔軟性の指標として踵殿距離HHD(heel-hip
distance)を測定B静的アライメント:片足立ちを、側面から撮影C筋力:大腿の筋力を等速度運動(角速度300°、180°、60°)で測定刺激部位の選択・刺激方法は、BDORTにより、指の筋力の最も減少する腹部2箇所、前腕2箇所、下腿2箇所計6箇所を選択し、貼付した針の上を30回軽く刺激しました。
結果は、関節可動域では、肩関節可動域は水平屈曲などを除き有意に増大し、股関節可動域は、すべての項目で有意に増大しました。柔軟性は、SLR以外で有意な効果がありました。筋力は、角速度60°/secで、伸展では翌日、屈曲では直後から有意に増大しました。立位アライメントは多くの選手にボディーイメージの低下が伺われ、刺激により多少改善する傾向にあったが、不十分でした。
この結果、関節可動の増大から、体操、新体操等のスポーツパフォーマンスの向上、柔軟性の改善から、継続的な鍼治療が障害の予防が期待できると思います。脚筋力の変化から、治療当日の高重量負荷のスポーツにはネガティブですが、治療翌日の野球、サッカー、短距離走などハイスピードのスポーツに有効な効果があると思います。
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