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友の会会報 NO.12
November,2006 |
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友の会会報 NO.11
November,2006 |
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友の会会報 NO.10
November,2005 |
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友の会会報 No.9
November,2004 |
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友の会会報 No.8
November,2004 |
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友の会会報 No.7
November,2003 |
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友の会会報 No.4
November,2002
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友の会会報No.3
November,2002 |
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友の会会報 No.2
November,2001
O−リングテスト時に生じるキャンセル現象
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友の会会報 創刊号
November11,2000
第4回国際シンポジウム |
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協会員医師による健康ワンポイント
今月の質問
「生理痛に対して針灸師として
どのような治療をされているか?」
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バイ・ディジタルO−リングテストに相当の知識と経験があり、実力があると認められた先生のリスト
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新緑のまぶしい季節がやって来ました。ゴールデンウィークも終わり、また気を引きしめて仕事に家事に忙しくなると、ストレスがたまりがちです。でも胃のために、ストレスをうまく解消しながら、しっかりバランスのとれた食事を摂ることも大切です。今月は、「胃潰瘍」に関する情報をお届けします。
(1)胃の痛みと関連ある病気 |
◆「胃潰瘍」
◆「機能性胃腸症の潰瘍症状型」→胃潰瘍を疑っても、胃に病変が見つからない場合
★どちらも似たような症状なので、病状だけではなかなか見分けがつかない。薬を飲んでも良くならない場合や痛みを繰り返す場合は、詳しい検査をしたほうが良い
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(2)「胃潰瘍」とは |
・ |
胃液は本来食物だけを消化するが、何らかの原因で、その胃液によって自らの胃壁(粘膜)を溶かして炎症を起こし、部分的に胃の組織が欠けてしまう病気 |
・ |
さらに胃は、強力な酸が含まれている胃液から自らを守るための粘液を分泌しているが、胃液と粘液とのバランスが崩れ、粘液の分泌量が減少すると、胃の粘膜が溶けてただれてしまう→進行すると胃潰瘍となる |
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(3)「胃潰瘍」の症状 |
・ |
胃の痛み(みぞおちの周辺が、空腹時や寝ているときにシクシクと痛む) |
・ |
膨張感、食欲不振、胸焼け、吐き気、げっぷ |
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潰瘍が胃の後壁にできると背中に痛みが起きる |
・ |
潰瘍が進行して胃に穴が開くと、激痛、吐血、下血(便がコールタールのようにどす黒くなる)の症状が出る |
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(4)「胃潰瘍」の原因 |
◆ |
おもな原因はストレス |
@ |
ストレスを感じる→脳から自律神経へ→胃の血管が収縮→胃の血液循環が悪くなる→粘液の働きが低下 |
A |
ストレスを感じる→抵抗するために、副腎皮質ホルモンが分泌される→胃酸の分泌が増える→粘膜を侵す |
B |
@とAの作用により、胃の痛みが生じ、潰瘍になっていく |
C |
「ヘリコバクター・ピロリ菌」という細菌も原因のひとつ |
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(5)「胃潰瘍」の治療法 |
@ |
ゆっくり休養を取り、ストレスを解消する |
A |
食事療法(消化の良い、バランスの取れた食事をする) |
B |
薬物療法(胃酸の分泌を抑える薬や、胃の粘膜を保護する薬、分泌された胃酸を中和させる薬で治す。そのほか精神安定剤なども適宜使用される)
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C |
手術 |
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(6)「胃潰瘍」にならないための日常生活の注意点 |
・
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規則正しい生活を心掛ける |
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ストレスをためない |
・ |
ストレスをため込む前に、うまく発散する(適度な運動、リラックスする趣味など) |
・ |
消化の良い食事を規則正しく取る |
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食事は、ゆっくりとよく噛んで食べる(唾液の分泌を促し、胃の負担を軽くする) |
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タバコやお酒、辛いものなどの刺激物を避ける |
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冷たすぎるもの、熱すぎるものも避ける |
☆どうしてもうまく解決できないときは、入院して休養するのも良い |
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(7)「胃潰瘍」の再発防止 |
◆ |
胃潰瘍の再発率は約50%で、なんどの繰り返すのが特徴 |
・ |
痛みがなくなったからといって、すぐに治療をやめない(生活習慣が改善されたら、それを維持する)
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・ |
ピロリ菌が原因の人は、抗生物質による除菌治療も合わせて行うと良い |
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☆胃の痛みが気になる場合は、早めに検査をしてもらいましょう。また、日頃から胃のために、規則正しい時間に、バランスの取れた食事を、ゆっくりと楽しみ、ストレスをため込まない自分なりの方法を見つけておきましょう。 |
(参考文献)
・「胃の痛み」『NHKきょうの健康』日本放送出版協会、2005年4月。
・「胃潰瘍」『マイドクター 家庭医学大辞典 第二版』講談社、1996年11月。
・「胃潰瘍」『laラ お肌とからだのための情報誌』、2003年10月号。
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