友の会会報 No.13
2007.08
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◆特集◆
特集@「現代の医療体制とBDORT医学の将来性」シンポジウム
特集A BDORTとAnti-Aging、Anti-Longevity
O-リングのわ
ORTでの患者 体験談
学会発表レポート
<連載>仙人伝説
林原グループ代表 林原 健 氏
<連載コラム>
O-リングテストのABC
O−リングテスト創始者の大村恵昭教授の
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November,2002
 
友の会会報No.3
November,2002
友の会会報 No.2
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O−リングテスト時に生じるキャンセル現象
友の会会報 創刊号
November11,2000
第4回国際シンポジウム
塩分摂取について』  
バックNO.
2007.06.25

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バックNO.2005/7月〜12月

バックNO.2005/1月〜6月
バックNO.2004

協会員医師による健康ワンポイント
今月の質問
生理痛に対して針灸師として
どのような治療をされているか?

2007.06.25

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昔も今も苦しむことの多いのが「便秘」です。成人女性の2人に1人は便秘に悩んでいるといわれています。前回の「腸管免疫」でも述べたように、腸は主要な免疫組織という大切な臓器であり、腸の働きが良くないと「がん」の原因にもなります。事実、大腸がんは日本で急増しています。排便は毎日のこと、便秘を解消して、心も体もスッキリ、元気でいたいですね。今月は、「便秘」に関する情報をお届けします。

(1)便秘とは
○結腸内での便の滞留時間が長引いた結果、便の水分量が減って硬い便になり、3日以上排便がない、あるいは毎日排便があっても、不快な自覚症状があって日常生活に支障がある場合を指す
○便秘に伴う一般的な症状は、腹痛、膨満感、ガスなど
○女性に多いが、男女とも年齢とともに増える
○65歳以上では、女性の81.5%、男性の53.2%が悩んでいる

病気が原因でなる便秘は、その病気の治療をするが、病的な原因がないのにおこる慢性的な便秘は、食事の改善や規則正しい排便を習慣づけることで治せる

(2)慢性便秘の種類
1. 弛緩性(しかんせい)便秘・・・結腸の運動や緊張の低下のため通過時間が長引き、便の水分が吸収されすぎておきる

2. 直腸性便秘・・・下剤や浣腸の乱用などが原因で骨盤の筋肉が弛緩し、直腸神経の反射が鈍くなっておこる。また、偏食や不規則な食事と排便習慣、運動不足が原因。

3. 痙攣性(けいれんせい)便秘・・・自律神経の乱れなどのためにS字結腸が痙攣し、便の通過を妨げるためにおきる。便は小石のようにころころと硬くなる。(過敏性腸症候群の一症状である場合が多い)

(3)便秘と大腸がん
○大腸がんは日本で急増しており、毎年約6万人が新たに診断されている(要注意!)
○便秘が長く続いたり、便が細くなったりする場合には、大腸がんを疑う  
○特に血便があるときは可能性が高い→陽性であれば大腸の造影検査や内視鏡検査を受ける
大腸がんの原因〕    
・動物性脂肪やたんぱく質の取り過ぎ(特に赤身肉の摂取)
・肥満やアルコールの飲み過ぎ
(4)便秘の予防方法
1. 食物繊維を十分に取ること
・食物繊維は腸の働きを良くして排便を助ける
・特に、繊維源である野菜類は、いも類、豆類、根野菜、緑黄色野菜と、まんべんなく取る
・食物繊維が豊富な、海藻、かんぴょうなどの乾物も取る
2. トイレに行く習慣をつける
・朝起きたら、コップ1〜3杯の冷水か牛乳を飲む→便意を促す
・朝、慌しく過ごして便意を我慢してしまわない
・毎日朝食を必ず食べ、便意がなくても、朝食後にはトイレに行く
3. 運動を心がける
・適度の運動は血液循環を良くし、腸の機能も活発にする
・デスクワークが多い人は、少しでも多く歩くようにする
4. 香辛料を適度に使った料理や酢の物を食べる
・腸管に刺激を与え、便秘を解消する
5. 暗示の効用
・ヨーグルト、刻みキャベツ、レモンジュースなど、各自で独特の特効法を持っている人は、その暗示効果を使う(精神的な影響の多い便秘に効果的)
(5)どうしても解消できない場合
○下剤を使う
※下剤や浣腸などはくせになりやすいので、使用するときは医師の指示に従う
 (薬に頼り過ぎないようにする)
    ・膨張性下剤(水分の吸収を抑えて腸の内容物を多くする)
    ・刺激性下剤(腸の粘膜を刺激して腸管の働きを促進させる)
   
○やむを得ず、苦しいときの応急処置として使用するときは、2日服用して効果がなければ服用をやめ、医師の診察を受けたほうが良い
☆バランスよく栄養を取り、規則正しい生活習慣を心がけて、便秘を解消、おなかスッキリで元気な毎日を過ごしましょう!
(参考文献)
・下方浩史「便秘解消、生活から」『サンデーニッケイα』日本経済新聞、2004年9月12日付。
・「慢性便秘」『マイドクター 家庭医学大辞典 第二版』講談社、1996年11月、526頁。

 

 

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