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O−リングテスト時に生じるキャンセル現象
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友の会会報 創刊号
November11,2000
第4回国際シンポジウム |
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協会員医師による健康ワンポイント
今月の質問
「生理痛に対して針灸師として
どのような治療をされているか?」
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バイ・ディジタルO−リングテストに相当の知識と経験があり、実力があると認められた先生のリスト
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おなかはいろいろな臓器が詰まっている、とても大切な場所です。特にその中でも「腸」はいろいろな役割を果たす臓器です。腸は一般に、栄養を吸収し排泄物に変えるところというイメージがありますが、主要な「免疫組織」でもあり、腸の働きが悪いと免疫低下が起こって、いろいろな病気の原因となります。
今月は、「大切な免疫組織である腸」に関する情報をお届けします。
vol.8『大切な免疫組織−「腸」』
(1)「腸」と免疫 |
○腸管は主要な免疫組織
・人間の体には、病気を治す自己防御システムが備わっており、病気にかからないように防御したり、病気を治す治癒力がある=免疫力
・自己防御システム:白血球の中のリンパ球は、出動指令を受けると数を増やし、ウイルスなどの小さな異物を処理していく。このリンパ球の働きを「免疫」という
→「腸管」は、そのリンパ球をつくったり、リンパ球が待機している免疫組織の一つである ○「腸管」は生物の上陸以前から存在している古い免疫組織で、ガン細胞を初めとする異常細胞や老廃物を処理する。
若年期までは、外界からの異物の攻撃を得意とする新しい免疫システム(生物の上陸以後発達)が活発に働くが、若年期以降は、加齢と共にガン細胞などの異常細胞や老廃物が多く作られるようになるため、腸管のような古い免疫システムが活性化して、病気にならないようにしている
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(2)腸管の免疫を高める方法 |
1.腸管免疫を高める食べものを摂取する
・β(ベータ)グルカン(キノコ類、パン酵母などの酵母菌類)
・乳酸菌(ヨーグルトなどに含まれている)
・納豆菌(納豆に含まれる)
これらの食べ物を摂ることにより、腸管・腸内細菌が刺激され、副交感神経がバランスよく働いて免疫力を高める |
2.免疫力を高めるために、おなか(腸)を温める |
・腸管は、「バイエル板」という特有のリンパ節があり、全身の免疫細胞の約7割が集まっている人体最大の免疫器官
→冷えると、この免疫組織の働きが大変悪くなり、病原菌の侵入を防ぐことができなくなる
→温めれば、免疫力が高まり、病気の回復も早くなる
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(3)おなか(腸)を温めることによる他の効果
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○おなか(腸)を温めることによって、
・おなかの中の臓器(肝臓、腎臓、すい臓、胃、子宮など)の血流を良くし、その機能を高める
・100兆個ともいわれる膨大な数の腸内細菌の中で、免疫物質をつくる善玉菌の数のバランスがよくなり、悪玉菌の腐敗を抑えて腸をきれいにする
・腸内ホルモンの分泌を高め、全身のホルモンバランスを保つ |
(4)おなか(腸)を温める方法 |
○「ショウガ紅茶(ジンジャーティー)」を飲む(内から温める)
・ショウガも紅茶も、優れた保温作用がある
・温かい紅茶に、ショウガをすりおろして入れて飲む
(黒砂糖やハチミツを加えても良い)
○「おなかにカイロ」をはる(外から温める)
・おへその上下・左右にカイロをはる
・一枚だけのときは、一番冷えているおへその下にはる(おへその真上にはらない)
(注意:肌に直接はらない、はったまま寝ない)
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☆免疫力を高めるために、腸内免疫を高める食べ物を摂取したり、おなかを温めるなどして、「腸」を大事にしましょう! |
(参考文献)
・安保徹「腸は免疫の要…」『安心』マキノ出版、2004年3月号、44頁。
・石原結實「免疫力を低下させる腸の冷えと過食を改善して…治す温熱療法」『安心』マキノ出版、2004年3月号、56頁。
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