上記のことは、友の会会報第10号で述べましたが、バイ・ディジタルＯ−リングテストの基本条件をまとめると、
第一条件：1本の指で引いて開かない
第二条件：2本の指で引いて開く（最大限、少なくとも最大限の70％以上）
第三条件：被検者が自分の首を上・下・左・右に向け、検者に引いてもらい、Ｏ−リングが開かないことを確認する。もし、開く場合は、どこかに異常がある。開かない首の位置で検査をする。

指の輪と検者の引く指の本数の関係	各指で作る指の輪の力と検者の引く力の関係

図2：　指の輪であれば、どれでもいいわけではありません。人の指の輪は左右4つづつ作る事が出来ます。しかも、1−2指の輪1−3指、1−4指、1−5指と順次、筋力が弱くなっている事がほとんどです。図2のように検者の引く指の本数を1本、2本、3本と増やせば引く力は強くなります。検者の1本の指で引いて開かない事が必要です（第一条件）。しかし、1−2指、1−3指のように、あまり強すぎる指の輪を選択すると、検査して被検者の筋力がわずかに低下しても指の輪は開かない事になります。従って、検者の引く力が2本の指の輪でわずかに強く引いて、被検者の指の輪が最大限に開くことが必要になります。この条件を満たした指の輪が1−4指の輪という事になります（第2条件）。
　図3に示したような条件を満たす指を検者と被検者で選択することがわずかに強い指の輪を探す事になり、ORT検査に非常に重要になるのです。また、被検者の親指ともう一つの指で作るリングは、できるだけ丸く、接触する部分が、少し白くなる程度に力を入れます。何回も検査をして、再現性がある状態、指を引く方と引かれる方が疲れない状態にあることが重要です。御家庭では、御夫婦で練習してみて下さい。
　次に強い電磁波を発するものなど何か身体に悪いものを使って実際にやってみましょう。被検者はリングを作っていないもう片方の手で対象物、例えばテレビやパソコンなどを指差したまま、検者は図のように左右に一定の力で被検者の指を引きながら、少しずつ近づいてみましょう。身体に悪い状態にまで近づいたとき、指は開きます。逆に電磁波の影響を受けない安全な位置まで離れると、指は開かなくなります。こういったもので、最初、練習します。
　同じ方法を使って食品などでも試してみましょう。食品に関しては友の会会報第8号でもお話していますが、調べる量も大事です。身体に良いものでも量が多いと悪くなるもの、例えば糖尿病の人にとっての適量を超えた砂糖などは悪いものと反応したりしますのでご注意ください。高血圧の人には、少量の食塩や醤油でも、害になります。また、食べたものが胃に残っている間に、同じものをＯ−リングテストで調べると共鳴現象を起こして悪いものとなる結果が出る場合がありますので、ご注意ください。他にも対象物を指差しながら、衣服や眼鏡など身に着けるものでもテストすることが出来ます。また、この方法の使用は、あくまでも、御自身の身を守るためだけに使用することを許可されていますので、決して、他人に対して適用しないで下さい。
　また、御家族で判断がつかない場合は、お近くのＯ−リングテスト協会会員の施設で見てもらったり、相談をされて下さい。
　この連載はＯ−リングテストがＯＲＴ友の会会員の皆様やご家族の健康な生活のため少しでもお役に立つことができるように、正しい方法をわかりやすく説明して参りたいと思っております。尚、このテストは決して他の人に教えたり、商売に利用されるようなことはなさらないようにして下さい。