友の会会報 No.13
2007.08
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◆特集◆
特集@「現代の医療体制とBDORT医学の将来性」シンポジウム
特集A BDORTとAnti-Aging、Anti-Longevity
O-リングのわ
ORTでの患者 体験談
学会発表レポート
<連載>仙人伝説
林原グループ代表 林原 健 氏
<連載コラム>
O-リングテストのABC
O−リングテスト創始者の大村恵昭教授の
最近の研究について
日本BDORT協会ニュース
友の会会報 NO.12
November,2006
友の会会報 NO.11
November,2006
友の会会報 NO.10
November,2005
友の会会報 No.9
November,2004
友の会会報 No.8
November,2004
友の会会報 No.7
November,2003
友の会会報 No.4
November,2002
 
友の会会報No.3
November,2002
友の会会報 No.2
November,2001
O−リングテスト時に生じるキャンセル現象
友の会会報 創刊号
November11,2000
第4回国際シンポジウム
塩分摂取について』  
バックNO.
2007.06.25

毎月初めに更新

バックNO.2005/7月〜12月

バックNO.2005/1月〜6月
バックNO.2004

協会員医師による健康ワンポイント
今月の質問
生理痛に対して針灸師として
どのような治療をされているか?

2007.06.25

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バイ・ディジタルO−リングテストに相当の知識と経験があり、実力があると認められた先生のリスト

特集@ BDORT用低出力レーザー走査装置 −生体電磁場仮説−


大頭 仁先生(早稲田大学名誉教授 ネオアーク潟戟[ザ医用研究所所長)

第15回日本Bi-Digital O-Ring Test 医学会

(平成17年7月16日、17日東京大学山上会館)にて発表

Low Level Laser Scanner for BDORT −A Bio-Electro-Magnetic Hypothesis−
Hitoshi Ohzu, Dr. Techn. (T.U. Wien)
(Prof. Emeritus, Waseda University; Neoark Corp., Director Institute of Laser Medicine )

全身の患部異常や内臓の皮膚代表その他経絡の主要な点等を検出する主な方法としては、Bi-Digital O-Ring Test(以下BDORT)では初期の段階では針状の銅製棒を用い直接皮膚表面に接触し主要点を探る方法でした。その後BDORTの創始者の大村恵昭教授が1986年に、レーザー光でbi-directional に物質の情報が伝わることを発見して以来、レーザー光が用いられ診察されるようになりました。現在は点走査から縦横(X-Y-axis)の線状走査を行うようにしてその交点から最大の異常部の位置を決定するという方法で診察がされています。

1980年代になりGaAs系、GaAlAs系の半導体レーザーの開発に伴い、小型で安価の光源が得られるようになりました。出力パワー・波長選択性もあり、その用途は広く、工業技術用のみならず多くの治療効果や知見が見られ(PDT)、医学的手法にも多く使用されるようになりました。例えば、西洋医学の分野でも弱いレーザーを目に当てて水晶体を動かす筋力を高めて老眼の予防治療を行ったりと、レーザーは薬と同じように適量を用いると有効である事が知られています。また、BDORTではレーザーを照射し鍼灸のツボを刺激するといった東洋医学的なレーザーの使用も行われています。

これらの手法は、大別すると西洋医学的アプローチたとえばPDTと伝統医学(東洋医学)的経絡の知識を取り入れたものとに分類されます。BDORTはこれら両者の長所をあわせもつ特徴のある医療技術であると思います。

更に4年程以前から、ORT生命科学研究所のスタッフと共同研究し、ある一定面積で走査してその範囲内で反応が認められたら次に縦・横の線状走査を行い、その交点から代表点を求める方式を試み、試作しました。これは面→線→点を調べる方式の手持ちの装置で、より正確に迅速に見落としなく全身各部の異常点などを容易に検出できるように工夫しました。
装置を開発するにあたり、どういう波長がよいのか、パワーがよいのか現在検討中です。赤、緑、黄色の3種を作り検討してもらっています。現在設定しているパワーなら特に皮膚に影響はないことも分かっています。もちろん眼の網膜は弱い光でもダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。

下津浦先生のコメント:X-Yスキャンを行うときも大頭先生には大変お世話になりました。X-Yスキャンのみでは、非常に時間がかかっていましたが、この試作品は面として、まず胸部、腹部、上腹部、下腹部といった具合に分けることができ、反応が出たところを、線→点で異常部を特定するため非常に時間の短縮が可能です。しかも、レーザー装置を持ち変えることなく、手元の操作だけで面→線→点が変化できます。今後は、持ちやすいように大きさを小さくするなどの改良をしていただけるとありがたいかと思います。

私たちの体は細胞膜が重要な役割をしています。細胞内部はカリウムイオン、外部はナトリウムイオンがあり、刺激を与えると膜を通して細胞間でイオンが移動し電気刺激となります。その電気の流れが神経細胞をとおして電流として流れ脳へ指令が出ます。
電流が流れれば必ずその周りに必ず磁場ができます。生体内部ではいつも神経電流が流れていてその周りに磁場が出ています。その逆に電場というのは磁場の変化によって起きます。

弱い磁場は特定が大変難しいのです。現在、超電導という電気抵抗がない状態で磁場が測定できる新しい技術も開発され、肺呼吸の磁場、眼磁場、筋磁場、脳磁場、などが分かっています。さらに磁場に関して言いますと、血液内にも磁性体があります。磁石をつけるとくっつく方の常磁性体は静脈中のヘモグロビンなどで、反対に磁石を付けたら離れていく方の反磁性体は動脈中のヘモグロビンなどです。神経が情報を運んでいるときは必ずその周りには磁場が出ているのです。ということは、細胞に何らかの異常が生じている場合磁場の形にもその影響が出ているはずです。しかし、残念ながら非常に弱いので、現在それを計る技術はありませんが、BDORTは私たちがまだ持っていない技術を人間の脳をもって調べることができると考えると非常に敏感な方法ではないかと思います。
生体内の電場に伴なう磁場の働きは未だにわかりにくいですが、私は鍼灸の経絡にも磁場が発生しているのではないかという仮説を立てています。今後、鍼灸関係医学関係の方にもご協力いただき研究できればと思います。

Recently the collaborative research with the ORT Life Science Research Institute has started to test a new scanning method. In this method a laser beam having a certain area scans on the skin, according to the reaction, then performs the line scanning lengthwise and breadthwise (X-Y-Axis) and identify the points from the intersection of the two beams.


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