一部掲載
バイ・ディジタル O−リングテスト市民公開講座開催される。
第4回バイ・ディジタル O−リングテスト国際シンポジウムに先立ち、市民公開講座が7月20日、東京都新宿区の早稲田大学国際会議場井深大記念ホールで開催されました。
500名を越える参加者で会場は満員。6人の講師による熱のこもった講演で1時間以上も終了予定を超過しましたが、参加者のほとんどの方が席を立たずに熱心に聴講しました。また質問者も多く、O−リングテストへの関心が高いことを窺わせました。(講演の要約のみをご紹介します)
●湯川 れい子
音楽評論家、作詞家、作家
環境庁中央環境審議会委員
21歳の時に急性腹膜炎で輸血をし、C型肝炎となり治療を受けていました。平成5年に非常にショックなことがあり、体調をくずしました。大学病院での血液検査の結果も非常に悪く検査を繰り返しました。
仕事でアメリカに出張したおり背中の激痛で入院、検査をして膵臓癌を疑われ内視鏡検査もしましたが、結果は白でした。帰国後の検査結果が悪いので免疫療法を行い、血液検査も正常値になりましたが、原因がわからず気持ち悪く思っていました。
10年程前、ある会合で大村先生のO−リングテストがあり、2人に肝臓癌の疑いありとでましたが2人とも病院で徹底的に検査してなにもないといわれました。一人は気にして、玄米食とか代替医療をやり今も元気にしていますが、もう一人は「あんな指の遊びで癌があるといわれて、いちいち本気にしていられるかい」と笑っていました。その人は2年後いわれた肝臓に癌が発見されて亡くなりました。
その話を思い出し、久留米の下津浦先生を訪ねました。3時間の徹底的な○−リングテストの診断の結果、膵臓に何か異常がある
らしいとのことで、CTスキャンで小さな腫瘍の影を確認しました。○−リングが本当に素晴らしいと思ったのは、今の病院で絶対に欠けている「触診」と、患部に何が効きその薬が患部に届いているのか、徹底して調べてもらったことでした。
そして薬も本当に信頼して飲めました。3カ月おきに通い1年半後に影がなくなり、本当の意味で無罪放免となりました。今は肝臓を徹底的にチェックしてもらっているので安心して暮らせます。問題はとにかくお医者さんが少なすぎます。何とかしてO−リングテストをするお医者さんを増やして欲しいです。
●渥美 和彦
日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)理事長
東京大学名誉教授;鈴鹿医療科学大学前学長
日本学術会議 第七部会(医・歯・薬系)前部長
40年ほど前、東大の心臓外科に大村先生がインターンでこられた時からの知り合いです。大村先生はコロンビア大学で最先端の外科の手術を勉強し、マンハッタン大学の電気工学の教授をし、心臓の研究もされました。
さらに東洋医学も研究され、脈診の大家でもあります。だから先生はある時突然○−リングテストを発明したのではなく、東洋医学の深い
知恵と最先端の医学とエレクトロニクスというバックグラウンドがあって、それらの研究の積み重ねの結果だと思います。
認定試験が大変厳しいといわれますが、○−リングは厳しい修練を受けた人こそするべきで、見様見真似で悪用されたら、評価が非常に落ちます。 西洋医学では代替医療は軽視されてきました。医療の最先端を研究している米国の国立衛生保健所を93年に訪問した時、これから代替医療を研究するといいます。その背景には難病が西洋医学的な方法では限界があるのではないか。薬は副作用が多いし、先端機器は非常に金がかかる。発想の転換をして東洋医学的な方法があるのではないかと気づきました。
西洋医学が捨ててきた「個人」これからは非常に大事になります。○−リングに期待したいです。
●大村 恵昭
バイ・ディジタル○−リングテスト協会会長
ニューヨーク心臓病研究ファウンデーション研究所長
1977年頃、医者が患者の体の正常なところを木の棒でタッチすると指で作った○−リングが開かないが、異常なところを触ると開く、という簡単な現象をみつけました。しばらくしてロンドン大学へ講演に行ったところ、ロンドン大学の教授が何人も患者を連れてきました。その患者の半分くらいは手の無い人や指の無い人で、これじゃ駄目だろうといわれました。
そしてこの問題は解決するのかと質問されたのでいろいろ考えて、第三者を中間に入れてする間接法を見つけました。これによって手とか指がない人でも、赤ちゃんでも、動物でも診断できるようになりました。
その後同一物質間に共鳴現象が起きて、どんな強い指で作った○−リングでも簡単に開くという現象を発見しました。それを使うとたとえば患者の膵臓のアウトラインを体表にマップできます。しかもマップした体表面を○−リングでしらべると、膵臓の診断ができます。
また○−リングテストで薬を選び、適量を投与しても全く効かないことがあり、患部に薬が行ってないことがわかりました。
患部にだけ薬がいかなくて、正常なところには行く。だから薬が定らないと思って量を増やすと、正常なところが中毒症状になります。これも研究の結果、薬を選択的に患部に行かせる方法を開発しました。
●福岡 明
医療法人明徳会福岡歯科理事長
東京歯科大学評議員
開業暦50年の歯科医師で、痛くない腫れない怖くない歯科を研究してきました。代替医療を歯科にどのように応用していくかを30年研究する中で○−リングテストに出会いました。
私はいかに歯科業を発展させようかという必然性のために○−リングテストを覚えましたが、○−リングは皆様が必要だという必然性があればどんどん発展していきます。何事も新しいことを考え、実行していくには世間から大変な圧力がかかりますが、それを乗り越えて事実は事実と研究される大村先生に深い敬意をもって、日々○−リングをしています。
○−リングテストの良い点を次のようにまとめてみました。
*全身の状態を把握するのに非常によい。
*薬剤その他の適合性および適量のチェックができる。
*細菌、ウイルスの感染や重金属の蓄積の有無がわかる。
*反応があればその部位を描いて確認することができる。
*免疫力やストレス度をチェックできる。
* かみ合わせ状態をチェックできる。
*原因の歯を確認できる。
* 適用するツボや経絡を選定できる。
●宗重 博
広島大学医学部リハビリテーション部部長
私自身も大村先生の患者で、癌で大腸をとりました。それがO−リングテストとの出会いです。西洋医学をやっていると「指ですぐわかる」なんてなかなか信じられません。O−リングで診察してもらい大腸にポリープがあるといわれました。大学病院の同級生に内視鏡を3回してもらったところ、3回とも言われたところにポリープがありました。そこでやっと、これはやってみる価値があると思って研究し、今は○−リングテストにのめり込んでいます。
ジストニアという不随意運動で体がかってに動いてしまう病気の患者11名に、O一リングを使って診断し、治療薬を選び、電気刺激で薬を患部に行かせ症状を改善しました。患者は男性4名女性7名。22歳から68歳。発症から受診まで2カ月から34年。改善までの期間は約2週間。従来の検査ではウイルス感染の有無はわかっても、感染部位はわかりませんが、O−リングテストでは部位を確定できます。
ジストニアの従来の治療方法では悪化することがありますが、O−リングテストでは中枢病変への根本治療ができるので高い改善率が得られ非常に良いと思います。改善率は現在86.7%
●近藤 鉄雄
(株)新時代戦略研究所代表取締役
元労働大臣、経済企画庁長官
人間にとって一番の関心は健康で、人間の知恵の歴史が発祥して以来考えてきたことは医学だと思います。医学が西洋医学として正確にきちっと研究し始めたのはたかだか100年くらいです。それは素晴らしい進歩でした。しかしその100年に限定して医療を考えることは、長い人類の歴史の知的な遺産を無視することです。
そこで西洋医学の枠をこえて、もっと違った形で医療を考える動きがあり、代替医療が見直されてきました。今永田町で民主党代表の鳩山氏など若い国会議員が超党派で、ヒューマンサイエンス研究会を作って勉強しています。
大村先生たちに来てもらって皆感銘をうけました。労働行政の中で大切な勤労者の健康を○−リングテストで診断ができるなら、こんな安上がりなことはないと思い、いろんな人に勧めましたが、政治家はなかなか話に乗ってくれません。
今のコンピュータ処理のような医療ではなく、人間中心の医療が21世紀の医療だと思います。その中で○−リングテストが大きな役割を果たすことを信じています。そのためには一般の方々が○−リングテストだという動きを作ってくれれば、役所も動くのではないかと思います。そういうヒューマンパワーを皆さんで作って欲しいです。
(掲載は講演順になっております)
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